エコキュート

エコキュートの節約効果ってどれぐらい?

節約効果で人気があるエコキュートは、ヒートポンプ技術を利用してお湯を沸かす給湯器です。今ガスのタイプを使用しているなら、ガス代がかからないエコキュートで節約効果が期待できます。

エコキュートで節約できる仕組み

エコキュート

エコキュートは大気中の熱を利用して電気でお湯を沸かすヒートポンプ給湯機です。作られたお湯はタンクにたまり、お湯を使うときはこのタンクからお湯が供給されます。

「ガスのタイプはガス代がかかるけれど、エコキュートは電気代がかかるからそんなに節約はできないのかなー・・・。」
実はエコキュート、お得にお湯が沸かせる秘密があったのです。

電気代や安くなる夜間電力を使っている

エコキュートがお湯を沸かすのは主に夜間です。電気代が安い夜間電力を使って夜のうちにお湯を沸かしてタンクにお湯をためておきます。そのお湯を使うので節約効果が期待できます。

お得なプランを利用して電気代を安くする

例えばガス給湯器の24号タイプ・熱効率78%で大阪ガス(ガス基本料金、原料費調整額は含まず)を使用した場合年間約80,000円のガス代がかかりますが、
エコキュートEQ37TFV・関西電力の季節別時間帯別電灯契約「はぴeタイム」を利用した場合は年間の電気代が約22,000円とお得に。

・はぴeタイム
低圧で電気の供給を受け、電灯または小型機器を使用し、デイタイムからリビングタイムまたはナイトタイムへの負荷移行が可能で、かつ、総容量が原則として4kVA以上の夜間蓄熱式機器(エコキュートや電気温水器(370L以上)など)またはオフピーク蓄熱式電気温水器(多機能型ヒートポンプ給湯機など)を使用されるお客さま

関西電力:はぴeタイム

お得な時間帯にお湯を作っておく

エコキュートのヒートポンプ技術は省エネルギーでお湯を沸かせるというメリットがあります。
夜間電力は日中の電力も割安に設定されているので、エコキュートを使って最大限に節約するには夜のうちに翌日に必要なお湯を十分に用意しておきます。

お湯が切れると電気代が高い日中に沸きあげることに注意

エコキュートは日中にお湯をたくさん使ってタンクの湯量が不足すると、タンク内が低温水で満たされるため再び沸き上げをする必要があります。再び沸きあげるのに時間がかかってしまうほか、日中に沸き上げを行う場合は日中の時間帯の単価が適用されるため、夜間にお湯をどれぐらい沸かしておくか設定には注意しましょう。

またそうした使い方が増える場合には電気料金のプラン選びが重要になります。

ライフスタイルに最も合う電気料金プランを選び、エコキュートを最大限にお得に使えるように湯量の設定などをすることで電気代を大幅に節約することが可能です。

家庭に最適な電気料金プランは簡単に診断することができます。エコキュートを導入するときだけでなく、生活のスタイルが変わったときは定期的にプランの見直しをすると電気代の節約につながります。

小まめに電気代を節約しておくことで、1年のトータルでみるとかなりの節約となります。

エコキュートでお得にならないケース

エコキュートの最大のメリットは、エコキュートで利用できるお得な夜間電力プランを利用しお湯を沸かすときの光熱費が安くなることであり、そのほかの日中に使用する電気は少々高くなります。

そのため、お湯をあまり使わない場合、最大のメリットである夜間電力を使用してお湯を沸かす効果があまり期待できません。お子さんやご家族が日中に家にいることが多い、オール電化住宅などで日中の家電製品で使う電気の量が多いと、かえって光熱費が高くなることもあります。

お湯をたくさん使う家庭ならエコキュートでお得に

家族が多くてお風呂でも台所でもお湯をたっぷり使っている場合や、床暖房もお湯をたくさん使いますので、そうした過程はエコキュートで安くお湯を使えます。

エコキュートは太陽光発電と相性が良い

エコキュートで利用できるお得な夜間電力プランを利用し、1日分のお湯を夜に沸かします。日中使用する分程度の電気なら、太陽光発電で発電した電気を使用して割高な日中時の電気消費量を抑えます。

またオール電化の弱点でもある「停電」が起きた時も、太陽光発電でリカバリーできます。

オール電化住宅のお家はぜひエコキュートと太陽光発電も考えてみてはどうでしょうか。