バランス釜のリフォーム

朗報!バランス釜の浴槽を広くできる方法

バランス釜は、浴槽の横に置かれているお風呂用の給湯器です。お湯を作るためには空気が必要なのですが、その空気を外から給気し外へ排気するので、その他の風呂釜と比べ、屋内外の空気圧や天候問わず、排気ガスが屋内に流入することを防いでくれるので安全性は高いです。

バランス釜のネックは狭さ

バランス釜は公団住宅向けに製造されており、古い建物ではまだ使っているところもあるでしょう。ネックはその大きさ。浴槽の横に取り付けて、浴槽内にためたお水を追い焚きするような構造になりますので、限られたスペースの浴室内に置くと、どうしても浴槽が狭くなってしまいます。

壁貫通型で浴槽を広くできます

バランス釜のリフォーム用に開発された壁貫通型の給湯器で浴槽を広くすることができます。商品名はメーカーによって違っており、リンナイなら「ホールインワン」・ノーリツなら「バスイング」、ハウステックの「カベピタ」が有名どころ。バランス釜が外へ給排気するための貫通穴を利用し、スッポリ収まるようになっていますので、バランス釜を置いていたスペース分まで浴槽を広げることが出来るのです。

足を曲げて入っていたお風呂も足を伸ばしてゆっくり浸かる事ができますよ!

賃貸や売却予定の家の場合、バランス釜を嫌う借主さんは多いので、リフォームしておくと借主・買主が見つかりやすくなるでしょう♪

自動湯はりが出来る

広さだけではありません。壁貫通型の給湯器の場合、自動でお湯はりができるようになります。またオート機能があれば、追い焚きもできるようになるので、より居心地の良いお風呂に変わる事間違いありません。

エコジョーズ製の壁貫通型給湯器を選べば、ガス消費を抑える事もできます。

リフォームは業者さんへ

リフォームの際は業者に相談し、リフォーム可能かどうか聞いてみましょう。給湯器を新たに取り付ける場合、乾電池式のバランス釜と違って電力が必要になる事を覚えておかなければなりません。コンセントが無い場合、増設する費用がかかります。また停電時はお湯を沸かすことはできません。

団地の場合、許可がでなければ交換できない場合があります。また、集合住宅では排気先が屋外ではなく、ダクト内になる場合は取り付けができません。すべてのバランス釜を貫通型にすることはできないので注意。